自分にあった仕事を考えるために読んでおきたい「本当に欲しいものを知りなさい」
12月にはいよいよ就職活動が本格的に始まります。
企業調査や業界研究などを始めてる方も多いのではないでしょうか。
一方で自分がなにをやりたいのか分からなくて、就活の準備に身が入らない方もいると思います。
やりたいことを見つけるのは難しいことです。
ですが自分がどんなことに幸せや、生きがいを感じるのかを見つけることができれば、良い仕事に出会えるきっかけになると思います。
心理学者スティーブン・リースの著書「本当に欲しいものを知りなさい」から、自分がどんなことに幸せや生きがいを感じるのかを分析していきましょう。
16の基本的欲求
本書によると、人間には16の基本的欲求と呼ばれるものがあるそうです。
基本的欲求とはどういうものなのでしょうか?
[基本的欲求]は、私達が精神的に成長するための道を示してくれるものだ。その道を進むことできっと理想の自分に近づける。毎日を有意義に過ごして幸せになるための方法を探る、大きな手ががりになるはずだ。
「本当に欲しいものを知りなさい」P.9
自分の基本的欲求を把握して、その欲求を満たす行動をしていくことで、生きがいのある人生を送ることができるようです。
そりゃ仕事が楽しかったら人生最高ですよね!
ではその16の基本的欲求を見てみましょう!(ワクワク....)
<力>は、他人を支配したいという欲求
<独立>は、人に頼らず自力でやりたいという欲求
<好奇心>は、知識を得たいという欲求
<承認>は、人に認められたいという欲求
<秩序>は、ものごとをきちんとしたいという欲求
<貯蔵>は、ものを集めたいという欲求
<誇り>は、人としての誇りを求める欲求
<理想>は、社会正義を追求したいという欲求
<交流>は、人とふれあいたいという欲求
<家族>は、自分の子供を育てたいという欲求
<地位>は、名声を得たいという欲求
<競争>は、競争したい、仕返ししたいという欲求
<ロマンス>は、セックスや美しいものを求める欲求
<食>は、ものをたべたいという欲求
<運動>は、体を動かしたいという欲求
<安心>は、心穏やかでいたいという欲求
「本当に欲しいものを知りなさい」p.10
みなさんにとってはどの欲求が一番重要ですかね。
本書を読めば、ちょっとした判別テストがあるので読んでみることをおすすめします。
ちなみに私は「独立」と「承認」が最も重要だと思っていたのですが、
「力」「独立」「好奇心」がもっとも重要な欲求でした....w
仕事を楽しむために
基本的欲求はわかったけれど、これがどう自分にあった仕事とつながるのでしょうか?
人間だれでも、自分の欲求が満たされる仕事をしていれば仕事に充実感を覚えるものだが、欲求が阻害されるような仕事をしていると、仕事に束縛されているように思え、毎日仕事に行くことが苦痛にさえなってしまう。
「本当に欲しいものを知りなさい」p.161
仕事が苦痛になってしまうと、自分だけではなく職場の人にも迷惑がかかってしまうため、これは避けたいですよね。
そうならないためには、自分の欲求を満たしてくれる仕事が何かを調査する必要があるでしょう。きっとそのころには、自分のやりたいことが少しは見えてくるのではないでしょうか?
まとめ
まずは、自分にはどんな欲求がもっとも重要なのかを知りましょう。
(何に幸せや生きがいを感じるのか)
次にその欲求を満たすのにはどんな仕事・方法があるのかを調査しましょう。
(どうやってその欲求を満たすか)
私の場合
力・・・成果を出すことで、自分の力を実感し欲求が満たされる。
独立・・・起業家や小さな事業の経営者、専門家に向いている。そのかわり、公務員、大企業のサラリーマン、軍人には不向き。
好奇心・・・教育関係の仕事、法律、歯科、医科、コンピュータサイエンス、看護
自分がどうしてITの分野で起業にこだわるのか、この本読んでよく分かりました...w
本書にはそれぞれの欲求をどうすれば仕事で満たすことができるのか、
どんな仕事なら満たせるのか詳しく解説されています。
自分にあった仕事・キャリアをみつける参考として読んでみてはいかがでしょうか?
本当に欲しいものを知りなさい―究極の自分探しができる16の欲求プロフィール
- 作者: スティーブンリース,Steven Reiss,宮田攝子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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